くまチャレ ブログ

くまもと未来人材チャレンジステージ通称「くまチャレ」の活動を発信していくブログです。

くまコン1月会(ひのくにFireLand project:大窪孝浩氏/熊本市復興総室:野口翔太氏)

くまコン1月会はじまりました!

 

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2020年はじめてのくまコン1月会、足元が悪いなかですが今回も約40名ご参加頂きました。

 

今回も皆さんと共に新しく起こそうとしていること作りに加担し、おせっかいで実現に向けて応援していければと思っております♪

 

今回は、ブレストの時間を省略して、ブレストの時間を増やしてみました。




前回のプレゼンターのその後

 

一般社団法人ゆずり葉:清水菜保子氏

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前回の1人目のプレゼンは、地域密着型のクラウドファンディング事業をおこなっている一般社団法人ゆずり葉の清水さんからでした。「あたたかい社会づくりを作っていくためのお金周りの仕組みづくり」をテーマに話されています。

 

ワークショップでは「お金以外の指標で社会的価値をどう表現するか」について話し合いがおこなわれ、多くの意見が集まりました。

 

清水さんはイベント後、生の声でしか伝わらない思いや感動をこれからの子どもたちに感じてもらいたいと「こども劇場」のクラウドファンディングを開催されました。

結果として、50万円の目標金額に対して102%の目標金額達成をしており、参加いただいた方の意見のおかげであたたかい社会づくりに向けたお金が集まったとのことです。

 

クラウドファンディングの詳細はこちら

「子どもたちに大型人形劇『チト』を届けたい!」

http://www.yuzuriha.fund/project/s/project_id/30

 

ファクトリエ&コーヒー|小林正樹

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2人目のプレゼンは、メイドインジャパン専門のファッションブランドを展開し、インターネットで洋服を販売しているファクトリエ&コーヒーの小林さんです。

「こだわりの生産者を応援するコミュニティ作り」をテーマにプレゼンいただきました。

 

ワークショップでは、「イベント以外で生産者さんと熱く繋がれるコミュニティをどうやってつくれるのか」について話し合いがおこなわれ、「つながり」「リアルと繋いでいくこと」「情報発信」「教育」の4つの方向性からさまざまな意見が出ました。

 

毎週自身の店舗でこだわりの生産物を生産している農家をお呼びした勉強会をおこなっており、次回は2月1日(土)にいちご農家をお呼びしての「美味しいイチゴの食べ方」をテーマに開催予定だそうです。

 

▽前回のくまコンのイベントに関しての詳細を知りたい方はこちら

https://kumachare.hatenablog.com/




「流行の発信地熊本から“次なる大地震”を迎え撃て!」/ひのくにFireLand project:大窪孝浩氏

「ひのくにFireLand project」とは

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「ひのくにFireLand project」は、2016年に起きた熊本地震で「火」の大切さを再確認されたことをきっかけに、「防災」の重要性を考える活動をされています。

 

熊本は、阿蘇火山があったり野焼きをしてたりと「火」と縁が深い地域です。熊本地震の際の避難生活では「火」に支えられ、地震によって引き起こされる火災があったりと、さまざまな面で「火」について考える場面があったのではないでしょうか。

 

大窪さんはそんな「火」をもっと身近に感じてもらうために、「火遊び」や「炎を囲む会」を通して、「防災」について考えられる活動をおこなっています。

 

また、防災ビジネスは8兆円くらいの市場規模があり、今後さらに注目される領域のようです。

 

テーマ/「新しい防災のありかた」

 

日頃、防災訓練や防災用品の準備はしているかと思いますが、それだけでは十分ではありません。

より防災を身近に感じてもらうために、ワークショップでは「日頃の防災意識に関して楽しく防災をおこなうためにはどうすればいいか」をテーマにアイディア出しがおこなわれました。

 

当日出たアイディアは下記の通りです。

 

アイディア一覧

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アイディアは常設展示・グッズ販売・団体認知度向上・イベント開催の4つの軸で出されました。

いくつか出たアイディアをご紹介すると、「グッズ販売」は、活動の資金集めと防災意識の向上の2つを意識したもので、高校生からの案でした。

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また、「火遊びイベント」は若者がハードル低くイベントに参加しやすいような見せ方で開催し、防災の意識を高めるという案でした。



まとめ

今回のイベントを通して、なぜ防災が必要かについての理解が深まり、防災の意識を強めるためにはどうすればいいかについて考えることができました。

 

熊本は「若者」×「おしゃれ」×「街」に強みを持っているので、まずは熊本らしい楽しい防災の仕掛けを行い発信することで、全国の防災意識を高められるとよいですね。



また、今回のワークショップで出たアイディアをより深堀りするべく、1月31日に作戦会議を行いました!

実際に2月23日のイベントが楽しみですね。




「ワンピースを熊本の復興につなげたい!」/熊本市復興総室:野口翔太氏



ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」とは

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2016年に起こった熊本地震直後に、熊本市出身の漫画家・尾田栄一郎先生から届いた「必ず助けに行く」というメッセージから始まった熊本県と漫画『ONE PIECE』がコラボした復興プロジェクトです。

 

主なプロジェクト内容としては、県内各地への「麦わらの一味」の仲間たちの銅像の設置です。現在は、県庁プロムナードにルフィ像、熊本市動植物園にチョッパー像が設置されています。

 

銅像の設置場所は下記をご参考ください。

 

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テーマ/ワンピースを熊本の復興につなげるためのアイディアがほしい

本ワークショップでは、ワンピースの世界観と熊本市の特性を踏まえたアイディア出しがおこなわれました。

 

ただし、「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」は、熊本地震から復興・まちづくりに繋がることを前提としているため、ビジネスとしてではなく、あくまでも行政が(市や県)が行う取り組みに限定して考えられました。

 

アイディア一覧

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ワークショップでは、復興自体の認知度向上のための案やイベント開催の案、また盛り上がるための仕掛けづくりについての案がでました。

 

中でも「写真を撮ってハッシュタグをつけて投稿する」や「ワンピースロード」を作るというアイディアの中では、隠れミッキーならぬ隠れワンピースを作ることで、来場者が楽しめて、復興に注目が集まる仕掛け作りの案なども出ました。

 

▽ワークショップの様子

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まとめ

熊本地震からもうすぐ4年が経とうとしている今、まだまだ復興が完了していない地域に住んでいる方もいたりと、支援が必要なものはたくさんあります。

 

復興支援として取り組んでいる「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」は、世界的にも注目の高い漫画のキャラクターを活用しており、これをきっかけに多くの方に熊本を訪れるきっかけをつくることが期待できます。

ワンピースの銅像をもととしたビジネスが生まれることにより、経済の活性化も起こるでしょう。

 

ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」はまだまだ始まったばかりなので、今回参加者のみなさんで考えたアイディアをもとにさらに、県民や市民、県外からの観光者が楽しめる仕掛けづくりがおこなわれる予定です。




プレゼンターさんからの感想





「流行の発信地熊本から“次なる大地震”を迎え撃て!」/ひのくにFireLand project:大窪孝浩氏

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自分の妄想がくまコンの場を通して議論され、具体的になっていく場の力を感じました。

火に関しての関心の高さは感じましたが、火が「身近でありながら遠い存在」であるということをとても感じました。

熊本は「火の国」を活かしきれていないので活かしていけるといいなと思っています。

具体的にはまちなかで火起こしをしてそれを消化するという熊本発の楽しみながらおこなう防災イベントを行ってみたいと思いました。




「ワンピースを熊本の復興につなげたい!」/熊本市復興総室:野口翔太氏

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どうしても私たちだけでは柔軟なアイディアが出にくかったりするので、くまコンでいただいたご意見を関係者にシェアしながら取り組んでいきたいと思っています。

ワンピースを一つの切り口に、熊本の復興の実現に向けて努力していきたいと思っております。