くまコン1月会(ひのくにFireLand project:大窪孝浩氏/熊本市復興総室:野口翔太氏)
くまコン1月会はじまりました!
2020年はじめてのくまコン1月会、足元が悪いなかですが今回も約40名ご参加頂きました。
今回も皆さんと共に新しく起こそうとしていること作りに加担し、おせっかいで実現に向けて応援していければと思っております♪
今回は、ブレストの時間を省略して、ブレストの時間を増やしてみました。
前回のプレゼンターのその後
一般社団法人ゆずり葉:清水菜保子氏
前回の1人目のプレゼンは、地域密着型のクラウドファンディング事業をおこなっている一般社団法人ゆずり葉の清水さんからでした。「あたたかい社会づくりを作っていくためのお金周りの仕組みづくり」をテーマに話されています。
ワークショップでは「お金以外の指標で社会的価値をどう表現するか」について話し合いがおこなわれ、多くの意見が集まりました。
清水さんはイベント後、生の声でしか伝わらない思いや感動をこれからの子どもたちに感じてもらいたいと「こども劇場」のクラウドファンディングを開催されました。
結果として、50万円の目標金額に対して102%の目標金額達成をしており、参加いただいた方の意見のおかげであたたかい社会づくりに向けたお金が集まったとのことです。
▽クラウドファンディングの詳細はこちら
「子どもたちに大型人形劇『チト』を届けたい!」
http://www.yuzuriha.fund/project/s/project_id/30
ファクトリエ&コーヒー|小林正樹氏
2人目のプレゼンは、メイドインジャパン専門のファッションブランドを展開し、インターネットで洋服を販売しているファクトリエ&コーヒーの小林さんです。
「こだわりの生産者を応援するコミュニティ作り」をテーマにプレゼンいただきました。
ワークショップでは、「イベント以外で生産者さんと熱く繋がれるコミュニティをどうやってつくれるのか」について話し合いがおこなわれ、「つながり」「リアルと繋いでいくこと」「情報発信」「教育」の4つの方向性からさまざまな意見が出ました。
毎週自身の店舗でこだわりの生産物を生産している農家をお呼びした勉強会をおこなっており、次回は2月1日(土)にいちご農家をお呼びしての「美味しいイチゴの食べ方」をテーマに開催予定だそうです。
▽前回のくまコンのイベントに関しての詳細を知りたい方はこちら
https://kumachare.hatenablog.com/
「流行の発信地熊本から“次なる大地震”を迎え撃て!」/ひのくにFireLand project:大窪孝浩氏
「ひのくにFireLand project」とは
「ひのくにFireLand project」は、2016年に起きた熊本地震で「火」の大切さを再確認されたことをきっかけに、「防災」の重要性を考える活動をされています。
熊本は、阿蘇火山があったり野焼きをしてたりと「火」と縁が深い地域です。熊本地震の際の避難生活では「火」に支えられ、地震によって引き起こされる火災があったりと、さまざまな面で「火」について考える場面があったのではないでしょうか。
大窪さんはそんな「火」をもっと身近に感じてもらうために、「火遊び」や「炎を囲む会」を通して、「防災」について考えられる活動をおこなっています。
また、防災ビジネスは8兆円くらいの市場規模があり、今後さらに注目される領域のようです。
テーマ/「新しい防災のありかた」
日頃、防災訓練や防災用品の準備はしているかと思いますが、それだけでは十分ではありません。
より防災を身近に感じてもらうために、ワークショップでは「日頃の防災意識に関して楽しく防災をおこなうためにはどうすればいいか」をテーマにアイディア出しがおこなわれました。
当日出たアイディアは下記の通りです。
アイディア一覧
アイディアは常設展示・グッズ販売・団体認知度向上・イベント開催の4つの軸で出されました。
いくつか出たアイディアをご紹介すると、「グッズ販売」は、活動の資金集めと防災意識の向上の2つを意識したもので、高校生からの案でした。
また、「火遊びイベント」は若者がハードル低くイベントに参加しやすいような見せ方で開催し、防災の意識を高めるという案でした。
まとめ
今回のイベントを通して、なぜ防災が必要かについての理解が深まり、防災の意識を強めるためにはどうすればいいかについて考えることができました。
熊本は「若者」×「おしゃれ」×「街」に強みを持っているので、まずは熊本らしい楽しい防災の仕掛けを行い発信することで、全国の防災意識を高められるとよいですね。
また、今回のワークショップで出たアイディアをより深堀りするべく、1月31日に作戦会議を行いました!
実際に2月23日のイベントが楽しみですね。
「ワンピースを熊本の復興につなげたい!」/熊本市復興総室:野口翔太氏
「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」とは
2016年に起こった熊本地震直後に、熊本市出身の漫画家・尾田栄一郎先生から届いた「必ず助けに行く」というメッセージから始まった熊本県と漫画『ONE PIECE』がコラボした復興プロジェクトです。
主なプロジェクト内容としては、県内各地への「麦わらの一味」の仲間たちの銅像の設置です。現在は、県庁プロムナードにルフィ像、熊本市動植物園にチョッパー像が設置されています。
各銅像の設置場所は下記をご参考ください。
テーマ/ワンピースを熊本の復興につなげるためのアイディアがほしい
本ワークショップでは、ワンピースの世界観と熊本市の特性を踏まえたアイディア出しがおこなわれました。
ただし、「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」は、熊本地震から復興・まちづくりに繋がることを前提としているため、ビジネスとしてではなく、あくまでも行政が(市や県)が行う取り組みに限定して考えられました。
アイディア一覧
ワークショップでは、復興自体の認知度向上のための案やイベント開催の案、また盛り上がるための仕掛けづくりについての案がでました。
中でも「写真を撮ってハッシュタグをつけて投稿する」や「ワンピースロード」を作るというアイディアの中では、隠れミッキーならぬ隠れワンピースを作ることで、来場者が楽しめて、復興に注目が集まる仕掛け作りの案なども出ました。
▽ワークショップの様子
まとめ
熊本地震からもうすぐ4年が経とうとしている今、まだまだ復興が完了していない地域に住んでいる方もいたりと、支援が必要なものはたくさんあります。
復興支援として取り組んでいる「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」は、世界的にも注目の高い漫画のキャラクターを活用しており、これをきっかけに多くの方に熊本を訪れるきっかけをつくることが期待できます。
ワンピースの銅像をもととしたビジネスが生まれることにより、経済の活性化も起こるでしょう。
「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」はまだまだ始まったばかりなので、今回参加者のみなさんで考えたアイディアをもとにさらに、県民や市民、県外からの観光者が楽しめる仕掛けづくりがおこなわれる予定です。
プレゼンターさんからの感想
「流行の発信地熊本から“次なる大地震”を迎え撃て!」/ひのくにFireLand project:大窪孝浩氏
自分の妄想がくまコンの場を通して議論され、具体的になっていく場の力を感じました。
火に関しての関心の高さは感じましたが、火が「身近でありながら遠い存在」であるということをとても感じました。
熊本は「火の国」を活かしきれていないので活かしていけるといいなと思っています。
具体的にはまちなかで火起こしをしてそれを消化するという熊本発の楽しみながらおこなう防災イベントを行ってみたいと思いました。
「ワンピースを熊本の復興につなげたい!」/熊本市復興総室:野口翔太氏
どうしても私たちだけでは柔軟なアイディアが出にくかったりするので、くまコンでいただいたご意見を関係者にシェアしながら取り組んでいきたいと思っています。
ワンピースを一つの切り口に、熊本の復興の実現に向けて努力していきたいと思っております。
くまコン11月会/一般社団法人ゆずり葉(清水菜保子氏)・ファクトリエ&コーヒー(小林正樹氏)
11月27日(水)くまコン11月会
少し雨が降っている中にも関わらず、みなさんご参加くださってありがとうございます。
今日は、約40名のみなさんにご参加いただきました。
12月がもうすぐ、今日のアイスブレイクのテーマは「サンタさんになったとして、こんなお家はいやだ」でした。
みなさんチームに分かれて、チーム渾身の「こんな家はいやだ」を考えてもらいましたよ。
「社会をよくするお金の流れをつくりたい!」/一般社団法人ゆずり葉:清水菜保子氏
ゆずり葉の活動について
私たちの団体では、地震の後は地域密着型のクラウドファンディング事業をおこなっています。
震災復興やこどもや女性の支援の事業に取り組んでいます。
自分たちの利益だけを追求した「冷たいお金」よりも、
ありがとう、つながり、価値創造の「あたたかいお金」を世の中に増やしていきたい。
ただ、後者は目に見えるものではないので、それを指標として可視化できないかと思っています。
そしてそんな、「温かいお金」で価値ある事業・活動をしている担い手を増やしたい!応援したいと思っています。
ちなみに、ゆずり葉では3つの視点を大切にしています。
① 関係性:社員・取引先・地域社会
② 社会への影響力
③ 幸福度
より良い熊本にしていくためにどんなことを大切にしてきたかを教えていただきたい。
それをもとに、ミシュランガイドのようなもので「社会をあたたかくするお金をどこに渡したいか」を指標にしていきたいと思っています。
【テーマ】「社会にとっていいことをしているのに、伝わっていない!どうやったらお金以外の指標で伝わるんだろう?」
アイディア・意見
〇自治会など、社会のニーズをちゃんと調査する
〇イオンの黄色レシートで寄付できているように、溜まり具合で事業の評価を
〇活動の数値化(実施回数などをちゃんとまとめる)
→銀行は落とすための数値。その考え方で。
内容が社会に還元できている。ちゃんと報告をしているなど。勢い立ち上げでないことを判断する数値など。
〇マネーの虎のような場をつくる
経済的合理性とかの指標ではないところで、何ができるか
〇社会的評価を集めて評価する。(お客様の声や子どもたちによる評価)
→自分たちで持つことが難しい。どこかが機能としてもつ。他と比較できる仕組み
〇継続性の指標(失ったときの社会的損失を出す)
〇感動を与える熱量を指標する
→自分以外で伝えられる人が何人いるか
〇子どもの笑顔(未来への期待感の醸成度)
〇地域の人との関わりの人数(1人での活動には限界がある)
〇クラウドファンディングの勉強会
→そもそも知ろう
〇ゆずり葉で通貨をつくる
→株式会社ユーモ
<まとめ>
「ちゃんと報告しているか」は大事。NPOだけでなく株式会社など色々な法人でソーシャルビジネスが立ち上がっている中でちゃんと報告しているかの報告書の量で測るのは一つの指標になるのではないか。
未来を生きてくのはこども、こどもがどう評価するかという切り口は確かにあります。
面白かったのは、継続することの指標。あったらどうかではなくて、なくなってしまったらどうなるかというのも大切な視点ではないだろうか。
熱量を測るのは難しいが、「そのことを熱を持って話せる人」がどれだけいるか、インフルエンサーのような人がどれだけいるかも一つの指標になるかなと思いました。
意見を選ぶのが大変だったように、たくさんの意見が出たのではないかと思います。ありがとうございました。
顔が見える・信頼があるところにお金はあつまっていくと思うので、それをどう増やしていくかは大切だと思っています。
「子供」というキーワードは大事だとおもいました。これから生きていくこどもたちがわらっているだけで幸せになれるのだと、自分だけが思っていましたがみなさん思っていたと知れてとても嬉しかったです。
「こだわりの生産者を応援するコミュニティを作りたい」/ファクトリエ&コーヒー:小林正樹氏
ファクトリエ&コーヒーについて
ファクトリエはメイドインジャパン専門のファッションブランドでインターネットでそのお洋服を販売しています。
日本で流通している洋服のうち、3%が日本製。かなり深刻な状況です。
ただ、世界的にも信頼されている工場が存在する。
その工場を残していきたいという想いから事業をおこなっています。
我々の取り組みに根底にあるものは、「地域が持つ価値に目を向け生産者と使い手が交わる場を作る」こと。それをリアルとオンラインの場でおこなっています。
それを衣だけじゃなく、衣食住全てに共通すると思っています。
九州には魅力的な素敵な農家さんや生産者さんがたくさんいます。
そんな方々と消費者が繋がる場を10月からファクトリエではじめました。
食の世界でも熱狂的なファンを増やしていきたいと思っています。
【テーマ】イベント以外で生産者さんと熱く繋がれるコミュニティをどうやってつくれるのか?
九州各地にこだわりの素晴らしい生産者が数多くいる。
この人たちと一緒に地域の大切な価値に目を向けていく
機会をつくるためにはどうすればよいか皆さんと考えていきたい。
アイディア・意見
◯お見合い企画
◯クッキングスタジオへ食材提供
◯生産者×シェフ
◯ツアー
◯SNSでステルスマーケティング
◯タピオカ→SNS
◯衣食住の新しいつながりをつくる
◯熊本市と生産者が会えるイベントを開く(オモケンパーク)
→福岡だと無印良品がおこなっている
◯生産者の顔が見える工夫を街中の飲食店などで展開
◯企業向けのマッチングイベント
→こだわった食材を使用したお店
◯吉本さんの思いを全面的に!
→吉本くんの全国旅日記(こだわりのアピール)
◯体験型イベント
◯チーム右肩下がり
◯経過を楽しむ機会をつくる
◯ファクトリエのお客をつなぐ(作業着、靴下)
◯メディアを立ち上げる
◯こだわりの生産者の本をつくる
◯消費者の教育の件
◯こだわりの生産者と消費者のつながり(生産者のアベンジャーズイベント)
<まとめ>
大きく4つの方向性から意見がでました。
まず1つ目が、つながり。衣食住の一連のつながりを持たせることによって新しい価値観や出会いが生まれていく。
2つ目が、リアルと繋いでいくこと。
3つ目が、情報発信。
4つ目が、教育。地道なことではありますが、しっかりと教育を積み重ねていくことの重要性を感じました。
ファクトリエのビジネスもしっかり説明しないとやっぱり伝わらないので、飲食店という場でコツコツ熱を広げていくことの大切さを感じました。
アベンジャーズイベントは実際に生産者のファン同士をつなぐ場としてとても面白いアイディアだと思いました。
SNSでの情報発信も当たり前のことですが、コツコツとやっていきたいと思いました。
プレゼンターからご感想
一般社団法人ゆずり葉(清水菜保子氏)
どれもかけがえのないアイディアだったのでどれもどこかに要素をいれたいなと思うアイディアばかりでした。信頼と一緒にお金も動くのだと思ったので、指標だけではなく「実際に合うか」の両方を大切にして行かなければならないと思いました。
お節介のコミュニティと言ってますが、ぽかぽかのあたたかいコミュニティだと本当に思いました。色んな場でアンケートを集めることがあるが、やっぱり生の意見はなかなかもらえないのでとてもラッキーだったなと思いました。
\ゆずり渡したい未来をつくりたい/
ファクトリエ&コーヒー(小林正樹氏)
このような場で色々な人に考えてもらうことは価値があるのだと感じました。
どうしても、これは無理あれは無理と先入観で考えてしまう部分があったのですが、色んな人から色んなご意見を頂くことによって、その先入観が崩れるのを感じることができました。
「アベンジャーズ」は実際にやってみたいと思いました。生産者同士のファンを集めてそのファン同士での交流会をするというアイディアで、これはぜひやってみたいと思いました。
\作り手の想いで物を買う世界にしたい!/
交流会もワイワイと楽しんでいただけているご様子でとても嬉しかったです。
名刺交換に夢中で、なかなかアナウンスが届かないのも大変ですが嬉しいことですね^^
5月からスタートして今回で7回目だったくまコン。
参加者の方々も常連さんばかりではなくはじめましての方もたくさん見受けられて熊本にはたくさんのあたたかい方々ばかりだととても感じています。
【重要なお知らせ】12月のくまコンはお休みです!次回は1月22日!!
12月のくまコンはお休みです!
お間違えのないようにお気をつけください。
次回の開催は1月22日の開催です。
皆様のお越しを楽しみにしております。
くまコン10月会/一般社団法人WINg kumamoto(小笠原晟一氏)・熊本花き地方卸売市場花商組合(田口慶尚氏)
第4週の水曜日、10月23日にくまコン10月回スタートしました^^!
今日は雨でいつもと違う会場にも関わらず、たくさんの方にご来場頂き嬉しい限りです。
毎回恒例のアイスブレイクからスタート。
和気あいあいと意見を出し合う雰囲気で進んでいきました。
バスケットボーラーが新たに輝ける場を提供したい!/一般社団法人WINg kumamoto 小笠原晟一氏
熊本地震後、バスケットボールを被災した子どもたちに提供してきました。
今後より多くの熊本の人たちにバスケットボールを楽しんでもらうために、今年度から3×3の全国リーグに加盟し熊本から全国への足掛かりを提供していくことができるようになったいま、これから皆さんと一緒に3×3を盛り上げていく方法を考えていきたいと思っています。
バスケットボールができるコミュニティを1秒でも1回でも1箇所でも増やしていきます。
3x3はまだまだ知られておらず、これからのスポーツです。
SOMECITYも全国で開催されてこそいますが、認知はまだまだされていません。
熊本に根付き、熊本県民に愛されるSOMECITYを創っていきたいと思っています。
そのためにこれからどういうアクションをしていけばいいか、
そして、皆さんと一緒にSOMECITYを創っていきたいと思っているのでアイディアをいただけると幸いです。
テーマ/3x3を熊本で根付かせるためのアイディアを欲しい!
出たアイディア
【宣伝・広報活動】
・興味をもってもらう
(小中学校、高校の部活に行って宣伝をする)
・最終目標はオリンピック選考大会
・バスケといえばスラムダンク!イベントを実施する(コスプレ)
・動画、youtubeの活用(OBとの試合、アニメ化)
・裾野を広げる(Jr.リーグ、OB/OGに育成)
【場づくり】
・商店街に移動式会場をつくる
・プロの3*3を見せる場づくり
・ヴォルターズの試合でのパフォーマンスやエキシビジョンマッチ、パブリックビューイングでMCのすごさを見せる
【仕組み・コラボ】
・ドラフト会議
・複合イベント、マルシェ化(バスケ以外の人口も増やしていく、酒やファッション・MCや食べ物など)
やはりOB/OGを増やしていくことはとても大切ではないのだろうか。大人になると野球よりサッカーはハードに感じる人が多い中で、5人制はしんどいが3人制であれば年配でも楽しめる仕掛けづくりができるのではないか。
アニメ化や漫画化を通してまちづくりを行っていくアイディアも。
地域にスポーツが入っていく仕組みを作っていくために、複合イベントや商品開発に繋げるアイディアもでました。
小笠原さんから
今回はたくさんのアイディアを頂き、本当にありがとうございました。
僕たちだけでは出なかったアイディアがたくさんあり、実現していきたいなと思いました。
特に、食や商品とのコラボや複合イベントのアイディアはとても勉強になりました。
個人的にはドラフト会議はとてもいいなと思ったので、実現したいと思っています。
身近に花のある生活をつくりたい!/熊本花き地方卸売市場花商組合 事務局長 田口慶尚氏
2022年春に開催される都市緑化くまもとフェア、九州生花商団体連合会熊本大会と今後熊本市で花きをより感じ楽しみ、全国に発信していく機会が予定されています。
しかし花きの栽培面積、出荷量等は年々大幅に減少しているのが現状です。
花があることによる心豊かな生活をより広げていくために、今後の取り組みを皆さんと考えていきたいと思っています。
まず、いきなりですが質問です。最近、いつ花を買いましたか?
お花は案外見ている様で見ていないことが多く、気づいていないことが多いと思います。
今日はお花のことを思い出しながら、議論ができたらいいなと思い、参加者の皆さんにはお花を1輪プレゼントさせて頂きました。
テーマ/身近にお花のある生活をつくるには?
【イベントや体験】
・他業界とのコラボイベント
・8月7日花の日プロジェクト
・子供が参加しやすいイベント
・体験イベント、花農家トークセッション・勉強会
・生産者と花屋と消費者をつなぐツアー
・花を身近に感じてもらう(イベント等)
・花の文化を学機会
・サクラマチ、熊本城ホールにTGCのようなアピールできるものをつくる
・緑化フェアの市電の芝ゾーンを花へ(生花商組合熊本大会と一貫性を持たせる)
・野花に触れ合う場(レンゲ・菜の花・はちみつなど)
・お花にちなんだコンテスト(動画・アイディア)
・フォトスポットをつくる
・花屋の技術を見せる(ハーバリュームの教室)
【花の販売促進】
・花の定期便(花のある日常生活・展示会)
・どこでも花が買える(コンビニ)
・花瓶の無料配布
イベントや体験を通して花と触れ合うハードルを下げていき花を好きな人をもっと増やしていく・インフルエンサーにしていくのは大切なのではないだろうか。
お花のある生活より近くしていくために、花瓶を配るというアイディアはとても素敵でした。マーケティングで言われる「スープを売りたければパンを売りなさい」ということと動議であり、お花のある生活を近くしていく工夫が必要なのではないかという意見もでました。
田口さんから
今日は貴重なご意見ありがとうございました。
今回、色々なご意見を頂いたので全部やる気持ち、もっとやる気持ちで取り組んでいかないと普及には繋がらないと感じています。
本来ならば組合や業界で、お花を使ったプロモーションを行ってていくべきで、それを行っていなかったからここ20年この業界は右肩下がりだったと考えています。
今日いただいた様なアイディアを実現・継続していくことが大切で熊本がお花で溢れる街にしていきたいと思っています。
皆さんの生活の中にもお花を取り入れていただくことで気持ちや生活の充実に繋がっていくといいなと感じています。
くまスタオープンセミナー&説明会を9/25に開催しました。
9/26(木)に、くまもとスタートアッププログラム「くまスタ」のオープンセミナー兼説明会を熊本市国際交流会館にて開催いたしました。
基調講演のゲストには山元様をお迎えし、地域課題解決を仕事にする人やソーシャルビジネスの全国事例とともに今求められていることや、その意義についてご講演いただきました。
また、2部のパネルディスカッションでは熊本の地域課題解決に向き合う3人と山元さんでパネルディスカッションを行いました。
平日の夜にも関わらず、たくさんの方にご参加いただきました。
前日のくまコンにも引き続き、2日連続でご参加いただいた方もいらっしゃいました。
本当にありがとうございます!
第一部 基調講演/山元圭太氏(合同会社喜代七 代表)
◆プロフィール
株式会社Seventh Generation Project 代表取締役
NPO法人日本ファンドレイジング協会 理事 / 認定ファンドレイザー
NPO法人おっちラボ 理事
島根県雲南市地方創生総合戦略推進アドバイザー
日本政策金融公庫「ビジネスプラン見える化BOOK」執筆
1982年滋賀県生まれ。同志社大学商学部卒。
経営コンサルティングファームで経営コンサルタントとして5年、認定NPO法人かものはしプロジェクトでファンドレイジング担当ディレクターとして5年半のキャリアを経て、非営利組織コンサルタントとして独立。
2018年に故郷の滋賀県草津市で合同会社喜代七を創業。
「地域を育む生態系をつくる」をミッションに掲げ、滋賀県で実践すると共に、全国各地で支援を行なっている。
おしながき
- あなたがやりたいのはどのタイプのビジネス?
- ソーシャルビジネスとは?
- ソーシャルビジネスの限界と、強まる批判、今後の可能性
- Seventh Generation Projectの事業内容とめざすもの
ソーシャルビジネスがどのようにうまれて変化し、今後どのような可能性があるのかについて解説いただきました。
また、それぞれが「エコノミック(経済)」「ソーシャル(社会)」「ライフ(生業)」のどれかに分類されると仮定し、どのタイプのビジネスに当てはまるかを具体的な事例を元に紹介。
この部分に関しては会場の参加者それぞれが自分自身がどの比率で重要視しているかを考えている様子が見受けられました。
第2部 パネルディスカッション
熊本で実際に地域課題解決や地域づくりなど、ソーシャルなことを仕事にしている3人に「なんのために、何を実現するためにやっているのか?」「どうして続けられるのか?」課題解決や地域づくりを仕事にし続けるために、実現したい事も、手段も違うタイプの方々に、それぞれが大事だと思っていることをお聞きしました。
阿蘇さとう農園/佐藤智香氏
阿蘇市出身。プロダクトデザインを学び、関西で就職。H24年7月の九州北部豪雨災害後にUターン。H26年から就農。「阿蘇タカナード」の販売を開始。阿蘇地域にしかない伝統野菜「阿蘇高菜」の種子を活用したマスタード加工品を中心に、阿蘇にしかない資源を活用する事業を展開している。
元々は漬物用の野菜である阿蘇伝統の野菜「阿蘇高菜」は収穫に適した期間が3日しかないのに加え生産する農家さんの高齢化により収穫が追いつかないなどの課題を抱えていた。
そこに目をつけ、農家さんから収穫し損ねた高菜のタネを買取り、「阿蘇タカナード」として商品化し販売している。
Comodo arts project/坂口美由紀氏
熊本市富合町出身。音楽・パフォーミングアーツ・美術を含めた広い意味での熊本のアートにまつわるものをつなぎ、環境を快適にすることを目指しComodo arts projectを結成。
「ずっと熊本の文化を見続ける人」を目指して活動をしています。
熊本の文化情報誌「ドコサ?」を発行しながら、クラシックなどの舞台公演の企画・制作・公演当日の運営サポートやフロントスタッフ業務なども行う。
初めて10年ほどで初めて好きなことを仕事にできていると感じ、今後もこのような活動を行っていく予定。
みなみあそ観光局/久保尭之氏
1991年生まれの鹿児島県出身。東京大学工学部卒、大手重工メーカーのエンジニア、東北の一次産業の産業復興支援を経て、熊本地震を機に阿蘇へ。
戦略統括マネージャー、阿蘇エリア全体の観光振興を図る阿蘇広域観光連盟の事務局や、阿蘇の星空を活用したアクティビティを行う会社、移住定住を促進を目的とした不動産事業など活動は多岐にわたる。
「頑張る人が報われやすい地域をつくる、地域の役にたつ観光産業をつくる」ために、阿蘇の産業の中心である観光産業のアップデートを目指し取り組んでいる。
パネラーの「エコノミック:ソーシャル:ライフ」の比率は?
今回のイベントで特に会場の関心が高かった、「エコノミック:ソーシャル:ライフ」の比重についてのお話をご紹介します。
佐藤氏
【エコノミック:ソーシャル:ライフ=2:2:4】
「阿蘇で暮らしたい」「じいちゃんばあちゃんの畑を作りたい」という気持ちや阿蘇の原風景を守りたいとう気持ちがスタート。そこから阿蘇タカナードが生まれる。
今後は、阿蘇の草原を守るべく羊の飼育をスタートしていく予定。
最初はライフ・想いからスタートし、その上で片付けないといけない地域課題に取り組むうちに、ソーシャルからエコノミー・ビジネスに変遷していったのが佐藤さんの特徴。
坂口氏
【エコノミック:ソーシャル:ライフ=4:5:1】
もともと、0:5:5だった。
まず自分自身をソーシャルビジネスの人だと思っていいなかった。
今日のお話を聞いた上で改めて、「ソーシャルだ」と思うようになったそう。
元々は芸術系のバックグラウンドではなく、芸術は見たり聞いたりするのが好きだった。
熊本の芸術に関して「どこで、なにをやってるの?」という課題があった。ただ、SNSの普及によりイベントの情報が増えていきすぎた時期があったが、芸術に特化した「ドコサ」にニーズを感じるようになった。
また、熊本地震を機に熊本を見過ごせない!見届けたい!という想いが強くなり、ライフソーシャルの比重が大きくなっていったそうです。
久保氏
【エコノミック:ソーシャル:ライフ=1:7:2】
地震後に移住したので「課題しかない」とわかった状態で熊本に移住してきたので、特に想いがあったわけではないのでライフの比重よりもソーシャルが高い。
「どうしたら社会がうまくまわっていくのか」「これからの時代に人はどんなことに生きがいにとして生きていくのか??」にとても興味があるそう。
山元さんから総括
ソーシャルビジネスはほっといたら絶対儲からない。
行政と市場の失敗の網から落ちた課題を「気づいた人が拾った」のがこの市場。
ただ続けていくためには収益化していく必要がある。
自分がいいなと思うところからスタートして、誰かのために役に立ちたい気持ちからソーシャルの世界に入っていくひとが多い傾向。
「ソーシャルに興味があって」からがスタートだと心が折れやすい傾向にあるが「誰かの力になりたい、感謝されたい、認められたい」というものがあってやり続けることができるのではないか。
くまコン9月会(第5回)/クリスマスマーケット熊本実行委員会:荒木真吾氏 、くまもと・まち魅力向上協議会:布田喜久氏
今回は70名の皆様にご来場頂きました〜!!
(1)全ての人に優しいクリスマス村を作りたい!
クリスマスマーケット熊本実行委員会:荒木真吾氏
熊本に新しい冬の風物詩を!
10年先へ続く冬のお祭りを目指して。
昨年2018年冬開催時には初開催にも関わらず、5日間で約9万人を超えるお客様のご来場を記録。
「熊本に10年続く冬の風物詩をつくろう」というコンセプトのもと、2018年にスタートした「クリスマスマーケット熊本(通称:クリクマ)」。5日間で9万人以上の方にご来場いただいた昨年から、規模も内容も大幅にパワーアップして、第2回目となる今年も、12月上旬の開催を予定しています
WEBサイト/
クリスマスマーケット熊本 | CHRISTMAS MARKET KUMAMOTO
私たちは他の地域のクリスマスマーケットをただ真似するだけでは終わりたくないということで、「優しいクリスマス村」をともにつくってくれる「サンタ」を募集したい!
優しい「クリクマサンタ」を千人つくりたい!
完全なバリアフリーにすることは難しいがそこに集う人たちがどんな人にも優しくできる「ハートフリー」な空間を作りたい。
なぜ優しい村づくりか?
ー去年東京から手伝いに来てくれた車椅子ユーザーの子を受け入れ、ホテルへの受け入れ環境が万全ではなかったことを受けてより強く感じるようになったそう。
テーマ/①優しいクリスマス村をつくるためにあなたが具体的にできるアクションは?
②クリスマスクレドの項目を一緒に考えて欲しい。
・ハートフルな楽しいクリマをつくるために、あいさつも「ありがとう」にする。国際交流。
→声を掛け合う仕組みをつくる
・プレゼント交流があるといいのではないか?
・クレドに自分が何かをすることについて書いてあるが、してもらったことに目をむける。
会場で発見した優しさ、受けた優しさを共有するツリー(コンセプトをみんなでつくりあげる)「優しさクリスマスツリー」
・車椅子ユーザー目線で会場までのアクセス自体が優しくない。(線路など)
サンタの格好で段差のある場所で補助を手伝うなど?
→優しいクリスマス村のエリア的概念。
(2)まちの動きを知るならまずココをつくりたい!
くまもと・まち魅力向上協議会:布田喜久氏
2018年に「まち・魅力向上協議会」が発足し「ひとそだて」事業として、まちなかの情報を集約したWEBサイト「KUMAMOTOPICS(クマモトピックス)https://kumamotopics.com/」を開設しました。
月に1回メンバーが集まって、「運営委員会」を実施し、イベント情報やお店の情報などを集約したり、インスタグラムで委員会メンバーが随時イベント・グルメ・お店などの情報を掲載しています。
熊本の「まち」に代々続く熊本人らしさを世代間問わず分かち合い、多様な人々が分け隔てなく交流できる場としての「まち」の魅力を創造し、発信していく活動を行なっています。
布田さんの思う熊本市中心市街地「まち」の魅力と課題、KUMAMOTOPICSを通して実現したいこと。
魅力
- 「歴史」と「新しさ」の融合
商店街としての歴史の長さ 100 年以上続く店の存在。新しい店、空間が常に生まれている街
- 1 年を通してたくさんのイベントが開催されている
商店街主催、地域のイベント、上通・下通・新市街アーケード内の各イベント 白川夜市、個店ベースの魅力的なイベント
- 熊本のまちをささえる、まちで頑張る個性豊かな「まちびと」の存在
お客様に愛される老舗店のベテランショップ店員、若手の人気ショップ店員、商店街活動や地域活動に尽力されている商店街関係、地元の方
課題
- 全国チェーン店が増える一方で地元の店が少なく、空き店舗も増えてきている
→ まちとしての個性、特色が失われてきている
→ 郊外ショッピングモールとの競合
- アクセスや公共交通機関、駐車場が不便
- 情報発信
実現したいこと・目指すべき姿
もっと多くの方に「熊本のまち ならではの魅力」を知ってもらえるような魅力的なサイトにしたい。そのためには、「まちに行きたい!」「まちで働きたい!」と思ってもらえるようなコンテンツ充実と認知度アップによる来街者アップ、にぎわい創出が必要だと感じている。
また、商店街関係者が主体となって運営している WEB サイトということで、まちなかの情報を発信する数多くのサイトと比べて 信ぴょう性の高い情報、信頼できるサイトとしての価値を高めていきたいと思っている。
目の前の課題としては、「どれだけ多くの方を巻き込めるか」「運営費用をどう賄っていくか??」がある。
テーマ/①載せるべき情報は?
②みなさんに見てもらうためにやるべきことは?
【方針・対象】
・組合員と非組合員の枠を取り去る
・対象を明確にする(県外?インバウンド?)
【仕組み・コラボ】
不動産業界、くまバリとのコラボ
芽が出てないユーチューバーでCMをつくる(活躍の場を提供)
スタンプラリー
店にチラシやQRコードの設置(ポイントカード、サイトにも連携させる)
アプリの製作(駐車場の情報などを掲載する)
裏路地ツアー(子供向け、観光客、転職や転入)
いまあるコンテンツをチャッチーにする
便利・お役立ち情報の発信(クーポンなど)
昼トピ、人トピ、夜トピ、カフェトピなどライフスタイル別でカテゴリをつくる
リアル(商店街)とWEBサイトとの連動
駐車場からの導線を安全面で強化する
バリアフリーやトイレや子供の遊び場の情報
お店や会社の歴史や想い
【店、商品、歴史】
こだわりの商品や街でしか買えない商品
お店の個人史、歴史+特典
熊本の歴史や方言を説明する
入りづらい店ランキング(あくまでもお客さん目線で)
そもそも商店街の組合員かそうじゃないかではなく、みんなで商店街を盛り上げていく必要性のお話や、コンテンツのアイディアやコラボレーション、リアルとWEBを繋げるような取り組みに関するアイディアが出てきました。
くまコンの感想
優しいクリスマス村をつくるための、とても面白い、視野が広がるようなアイディアをたくさん頂き、とてもいい時間になりました。これから今日出たいろんなキーワードを元に具現化していきたいと思っています。
具体的にどのアイディアを実現するかは、会場にきてみてのお楽しみにしたいと思うので、みなさんぜひ、遊びにきてください。
色々なワークショップに参加する機会がありましたが、今回もとても色々なアイディアをもらうことができて勉強になりました。
この内容を運営メンバーにも共有して「まちの動きを知るならまずここ!」と言われるようなメディアに育てていきたいと思いました。
色々な立場の方々が集まっているこの場だからこそ出てくるアイディアがあることをより実感する会になりました。
「バリアフリー」や「国際交流」などの視点が多く挙げられていたのは前回・前々回のプレゼンターのみなさんのご参加やお話を聞いた方々の影響が少しでもあるのではないかととても嬉しく思いました。
ここで生まれたアイディアが具現化されるのがとても楽しみですね。
これからも、積極的にどんどんお話ししていきたいです!
くまコン8月会(第4回)食品ロスにつてもっと知ってもらいたい(フリフル・水野氏)/心のバリアフリーを広げたい(くまバリ・高橋氏、中川氏)
8月28日(水)にくまコン8月会を開催しました!
雨が降っていましたが、今回は約50名の方にご参加いただきました。
■■■目次■■■
フリフル(水野佑亮氏)「食品ロスを削減したい」
農産物の規格外商品を多くの人に食べてもらい、食品ロスを削減していく取り組みを現在実施中。今回は、中心市街地で食品ロスを削減していく取り組みを皆さんと考えたいとご登壇くださいました。
フリフルとは?
「食品ロス=まだ食べられるのに廃棄される食品」の削減を目指す日本最大級の農業系のWEBメディア。
本来なら廃棄されるはずの規格外品を生産者さんから買取り、その商品が消費者に抽選で当選した消費者に届くシステムで運用されています。
規格外の野菜がもったいない!
食品の廃棄が日本だと634万トン。
規格外の商品を流通させることで農家さんの所得向上に繋がります。
最初は半信半疑の農家さんが多く、怪しがられることが多かったそう。現在では全国の農家さんの農作物を買い取っており、現在会員数は2年で4万人。
食品ロスの一番の問題は「家庭での食べ残し」だそうです。
食品ロスについて、もっと多くの人たちに知ってもらうためのアイディアを一緒に考えてもらいたい!
出たアイディア
<イベント>
・カレーとしての提供+興味(詰め放題イベント)
・収穫→闇鍋
・廃棄予定の野菜で収穫祭
<食育を含めた提供>
・産地見学エコツーリズム
・加工品にする(ジュース)
・詰め放題
・家庭用レシピ、料理人の声
・給食
・流通先の確保(給食、子ども食堂、フードドライブ)
・子供向け教育(体験、ツアー)
・マップ作成(情報発信)
<PR、情報発信、啓発>
・クラウドファンディングを実施し飲食店のクーポンを発行することでPRユーザーを囲うことができる。
・規格外品だけのお店(お惣菜や加工品にして)
・啓発活動
・誰でも売れる販売所
・規格内と規格外を並べ、需要があるか数値化
・SNSでの発信
・家庭向けレシピの配信
<加工>
・海外をマーケットにフリーズドライ
・加工する(天日干し、発酵など)
・利用法の拡大、加工品(ジュース、ジャム、ケーキ)
・加工業者との連携
見えてきた課題・気づき・総評
今回のイベントでフリフルについて初めて知る方も多くいらっしゃったので、啓蒙活動にも積極的に取り組んでいくことが大事なのではないか。
また、啓蒙活動をする中でも自分ごとにしてもらう取り組みをしていくことが大事。
農業体験やイベントを行うことでより自分ごとにしてもらうことに効果があるのではないか。
情報発信はSNSなどを活用して具体的な数値を出していくとより効果的に周知可能になるのでは。
くまバリ(高橋尚子・中川 氏)「心のバリアフリーを進めたい!」
高橋さんは高校生の頃の交通事故で車椅子ユーザーに。全員が生きやすい社会を目指して熊本バリアフリープロジェクトをスタート。心のバリアフリーを進めていくためにはどうすればよいか皆さんと考えたいとのことでご登壇くださいました。
くまバリの目的は、「バリアフリーが当たり前の社会」にすること。
くまバリの目的は、バリアフリー情報をあらゆる方法で発信し考える・知ってもらう機会をつくることでバリアフリーが浸透し「バリアフリーがあたりませの社会」にすることが目的で活動を行なっています。
また、バリアフリーは大きく二つのバリアが存在すると実感しています。
- ハード面のバリア
物理的なバリアのこと。
段差・坂道・階段など行動を物質的に妨げる「目に見える障害」のこと。
また他にも制度上のバリアなども存在します。 - ソフト面のバリア
心のバリアのこと。
健常者とサポートユーザーで心理的なギャップが生じ、様々なバリアが発生します。
健常者は特に「バリアフリー」について普段生活していると意識しないのではないか。
それぞれが「心のバリアフリー」の解を持ってもらうことが大事だと考えました。
心のバリアフリーを進めていくにはどうすればよいか?
出たアイディア
<イベントづくり>
■体験型
・まずは体験(小さい時に1日体験、ホームステイ)
・体験イベント(教育機関など)
・車椅子を体験するイベントの実施(学校行事、買い物ゲームなど)
■企画
熊本城マラソン車椅子部門
・中心市街地パラスポーツイベント、音楽やアート
・サンキューフラワー
・店舗の認定制度
<環境づくり>
・手伝いがしやすい環境づくり
・バリアフリーについて考えるイベントや機会を作る
<意思改革>
・バリアに気づく感度を高める
・サポートユーザーのしたいことを叶えてあげる
・心のバリアフリーを広い視野で(トランスジェンダー教育etc)
・実行力 人に任せず動いてみる
・見える化(声の掛け方がわからない)
<周知方法>
・「サポートできます」や「します」といったバッチやステッカーの配布
・みんなに広まるようにWEBだけでなくSNSを利用
・行きたい店や観光地にバリアフリーの印をつけておく
見えてきた課題・気づき・総評
心のバリアフリーを起こしていくための心の連鎖を起こしていくことがポイントになってくるのではないか。
ここに参加した皆様が実際に実行していくことが大切。
いますぐにできる事としては、ステッカーを貼るなどして、周りの方にもこの活動を伝えていくことが大事なのではないか。
プレゼンターさんに感想を聞いてみました。
フリフル(水野佑亮氏)「食品ロスをなくそう!!」
初めて聞くアイディアも多くありました。
農家さん目線に立って活動をしているのですが、飲食店の話や家庭での話を聞くことが今までなかったので勉強になりました。
飲食店だと形がバラバラなのを嫌がってたりするから、なるべく正規の形の物を仕入れるようにしていると聞いてやはりそこにも課題があると感じ、もっと工夫していけるところだと思いました。今回の意見を持ち帰り、今後の活動に繋げていきたいと思っています。
くまバリ(高橋尚子・中川 氏)「熊本を日本一のバリアフリー大国に!全員が生きやすい社会を!」
バリアフリーについて皆さんに考えてもらういいきっかけになりました。
普段みんながバリアフリーについて考えていることも知れてよかったです。
改めて、イベントを通していろんな人に活動を知ってもらうのは大事だと思いました。
具体的に、サンキューフラワー(お手伝いをしてくださった方へお花をプレゼントする取り組み)は広まっていくと声を掛けるきっかけになるのでいいなと思いました。
今日挙げてもらった意見は個人単位での実現は難しいかもしれないけれど、たくさんの人の力を借りながら実現していけそうだと感じ、啓蒙活動は積極的に行なって行きたいと思っています。
心のバリアフリーからハード面のバリアフリーはまた違った課題で、街全体や行政への働きかけが大切になってくるので、ハード面のバリアフリーも良くしていけるように協力者を増やして行きたいです。
次回のくまコンは…!
・「(仮)全ての人に優しいクリスマス村をつくりたい!」
クリスマスマーケット熊本実行委員会:荒木真吾氏
・「(仮)まちの動きを知るならまずココをつくりたい!」
くまもと・まち魅力向上協議会:布田善久氏
荒木さんと布田さんのお二人です!
図らずも、中心市街地ど真ん中で活動するお二人がプレゼンターを努められます!
昨年はじまったクリスマスマーケットも、更に進化を見据えているようです。単なるイベントではなく。街の文化をつくるような存在になりそう!!
これを機に、中心市街地や商店街活性化、イベントなどによる地域づくり、クリスマスマーケット自体に関わりたい!興味がある!という方、ぜひぜひお越しください♪
申し込みについては、下記のイベントページ詳細よりご参照ください。
くまコン7月会(第3回)制服交換パレード(熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会)/Travel Kumamoto(ランジャン)
7月24日(水)にくまコン7月会を開催しました。
今回のブログでは、イベントの様子をレポートします。
毎月第4水曜日に開催しておりますので、ご参加をお待ちしております♩
===目次===
- プレゼンター#1 「制服交換パレードがしたい!」〜信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会〜
- プレゼンター#2 「外国人に伝わっていない熊本の魅力を発信したい!」〜ランジャン ムケシュ氏〜
- プレゼンターさんにくまコンの感想をお聞きしました!
約70名の皆様にご参加いただきました!
今回はプレゼンターが高校生ということもあり、高校生の参加者も。
プレゼンター#1 「制服交換パレードがしたい!」〜信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会〜
信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会
11月開催予定の女子高生サミットの前に、身の回りの男女格差の問題を感じてもらう為の取り組みとして制服交換パレードを企画しています。
医学部入試女子一律減点問題をきっかけに「男女格差」について考えるように。
医学部入試女子一律減点問題をとおして、下記の事が不安になったのがきっかけです。
「女子だから」という理由での入試の点数減点
⇒医学部を目指すクラスメートがいる私たちにとって他人事ではない
⇒この先どういう気持ちで進学を目指せばいいのかと不安になった。
「女子だから」という理由で未来の可能性が小さくなってしまうのか?
変えなければならないのは制度だけでしょうか…?
大人たちは今まで何かを変えるために多くの制度を作ってきました。
しかし、本当に変えなければならないのは本当に制度だけでしょうか?
制度を変える前に私たちの根底にある意識をかえることが必要だと考えます。
ある高校で制服の自由選択制がとりいれられても、女子はスカート、男子はズボンとこれまでと変わらなかった事例がありました。
周りや自分自身の環境や意識に、幼い頃からの教育によって形成されてきた意識を変えなければならないと考えました。
男女の立場を入れ換えてみることでお互いの立場を理解し、意識を変えるきっかけにしたいから「制服交換パレード」
9月末日に熊本市の中心市街地にて、男女の制服を交換してアーケードを練り歩く「制服交換パレード」を開催予定です。
男子学生と女子学生の制服を交換し、互いの立場を体験することにより、異性を思いやり、尊重できる環境・心を育むことを目標にしています。
くまコンの全員全力ブレーンストーミングのテーマはコチラ。
テーマ/どうやって意識を変えていくか、当日着る制服と参加者の集め方
どうやって意識を変えていくか、当日着る制服と参加者の集め方のアイディアが欲しい!
個人で考える時間を取った後に、3〜4人のグループになって意見を出し合います。
出たアイディア
ーPRー
- 知ってもらうことが大事(SNS)
→制服交換オリジナルPV制作(何をしたいのか?プロモーションビデオ)をつくって出す。
→男女だけでなく、おばあちゃんが制服着てもいいんじゃない?
→これらをアップしていくことで、敷居がさがっていく
- 「自分も参加していいかな?って思いやすい」それが伝わるPVや写真をアップしていく
- テレビでデモンストレーション流してもらう
ー集客ー
ー企画ー
- サミットで、男性のみ、女性のみの特徴を整理する
- 制服を来て、ミスとミスターコンテストをする
→参加者を増やすためにも
- 野球部の制服を女子が着るなど、展開を広げる
- 特典をつくる!
→ずっと続くような仕掛けや、イベントだけで終わらない仕掛けを
ー運営ー
- 寄付金サイトやクラウドファンディングの活用
- スポンサー/協賛企業をつける
ー制服の収集ー
- 大人からも借りる!(和装とかも!)
- 制服を集めるのではなく、参加者が調達してくる
- 卒業生が寄付するリサイクルバザーで制服を集める
ー意識を変えるためにー
- 入れ替わる日をつくる
1日くらいはがまんできる。それだけでなく、日ではなく、ウィークの方が本当のきつさが理解できるんじゃないか?
見えてきた課題・発見・具体的にどうしていくといいのか?
参加してもらいたいと思うためには、「いかにハードルを下げるか」ということが重要。イベントの内容だけじゃなく、主催者の声(開催の背景など)を伝えていく「社会に向けた発信」をすることも大切。
ただパレードに参加して、イベントが楽しかった成功したということよりも、「意識を変えるため」には1日なのか?
プレゼンター#2 「外国人に伝わっていない熊本の魅力を発信したい!」〜ランジャン ムケシュ氏〜
ランジャン ムケシュ氏
インド出身。バス会社のインバウンドTourismの為に海外営業戦略し、外国人向け多言語サイト・決済システム、ブログ等を企画している。
熊本に住み始め、たくさん魅力があるにも関わらず、発信できていないと感じ、ブログを開設。
Travel Kumamotoのブログを開設したきっかけ
travel kumamoto
2018年4月に転職で熊本へ引っ越しをしました。
そこで気付いた事は、熊本の水は100%地下水で、「野菜・果物・肉」など食べ物がめっちゃくちゃ美味しい。
熊本の人の心が暖かくて、優しい。
ただ、私には熊本の観光、おすすめのレストラン、交通機関などについてあまりにも情報がなかった。せっかく、熊本にはたくさんの魅力があるのに、PR不足でもったいないと思いました。
Travel-Kumamotoは2018年に熊本を観光したことをきっかけに立ち上げました。
Travel-Kumamotoは【観光地、交通機関、温泉、ホテル、グルメ】等について外国人向けブログのサイトとしてスタートしました。最初は英語のみのサイトであったが、現在ではフランス語も追加しました。
外国人に伝わっていない魅力を発信したいが、自分自身で熊本の全ての情報が手に入らないことが課題。
実際にサイトを立ち上げたが、
どうやって情報を得るのか?
どうやって仲間メンバーを探す?
熊本のPRしたいコミュニティが分からない?
熊本の魅力を伝えたい同朋が欲しい。
おすすめの観光地や遊ぶ場所や外国人にオススメしたい食事やレストランの情報が乏しい。
と感じているので、
外国人にオススメの観光地やレストランの情報をこの場を通じて得れたらいいと思っている。
テーマ/外国人におすすめのレストラン・観光地を教えて
外国人におすすめのレストラン・観光地を教えて!
出たアイディア
ー食ー
ー場所ー
- 熊本城
- 山鹿温泉
- 日奈久温泉
- 五家荘 民宿(いろり/かっぽ酒/田楽)
- 大江・崎津天主堂
ーイベント・アクティビティー
- 県内の花火大会まとめ
- 八代花火大会
- 人吉ツアー(球磨川下り/グルメ/焼酎)
- 阿蘇ツアー(温泉/赤牛/ソフトクリーム/そば/景色/ドローン)
- 阿蘇草原BBQ(普段立ち入れない米塚近くの草原で特別なBBQ)
- 草原ドローン散歩(立ち入れない草原の中を鳥になって飛んでもらう)
- 西原村の「こと」体験(西原村店情報※映像の提供地下水保全の取り組み)
- 道の駅特集(ロードサイドステーション)
- 阿蘇神社/牛深ハイヤ/玄島
ー情報ー
- SNSマーケティング(インスタ映え/インフルエンサーツーリズム/ラーメン)
- 学生団体と協力しSNSの運用
- 食べ物と交通情報をセット(足がないとどこにもいけない)
- 外国の方を中心とする熊本市内の「発信者」と阿蘇のエリアのプロジェクトのキーマンで観光情報発信のための「新しい」プロジェクトを動かす
- 阿蘇・西原・南阿蘇のプレイヤーが情報を発信し、世界へ発信する
見えてきた課題・発見・具体的にどうしていくといいのか?
熊本の観光地やレストランの情報など、ランジャンさん自身がまだまだ知らないことが多いので情報収集を行っていくことが大切。
情報が集まってもそれを発信する仲間がいないのでいろんな人(例えば学生団体や地域に住む外国人の方や地域のプレイヤー)に協力してもらいながら活動していくといいのではないか。
外国人の方は特に足がないとどこにも行けないので、観光地やレストランの情報に「交通情報」をセットにして発信していくとよいのではないか。
プレゼンターさんにくまコンの感想をお聞きしました!
信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会
色々な世代の人たちの色々なアイディアに刺激を受けました。
3人で話しているとアイディアが出なかったり、広がらなくなってしまっていた。
例えば、制服だけでなくユニフォームを交換するアイディアは出た事があったが、違うかなと思って諦めてしまっていたがくまコン意見が出てきたことで、いいんだと思う事ができた。
自分たちのやろうとしていることを発信する事で、活動を応援してもらえたり興味を持ってもらえて嬉しかった。できないと決めつけていたのでやってみてよかったです。これからこの活動を通して多くの人を救えるといいなと思っています。
次回のくまコンも参加者側で参加をしてみたいと思いました。
ランジャン ムケシュ氏
熊本に来て、色々な人(学生~社会人)と大人数で交流する機会が少なく「もっと情報が欲しい」と思っていたので交流ができてとても嬉しかったです。
くまコンで意見をいただいた、イベントとレストランの紹介はブログで取り上げていきたいと思っています。
また、情報収集や一緒に
熊本では国際交流の場が足りていないと感じているので、イベントを行ってみたいと思うようになりました。
信愛女学院の皆さんとランジャンさん、プレゼンターお疲れ様でした。
プレゼンターの2組からは、普段意見交換をすることがない層からのご意見を頂けたことがとても勉強になったとの感想や、自分たちの活動に自信を持って取り組むきっかけになったとの感想を頂けてとても嬉しく思いました。
「制服交換パレード」については、本来の目的は「男女の違いについての意識を変えること」であるので、今回の意見でも上がっていたようにイベントだけで終わるのではなく「どう意識を変えていくのか」の工夫や活動が重要になってくるのではないかと思いました。
普段、真剣に「男女格差」について向き合うことがない人たちも多くいると思うので、「どうしてこのイベントをやりたいと思ったのか?」の背景の部分をSNSなどを通して発信していくことで1人でも多くの人に向き合ってもらえたらいいなと思いました。
ランジャンさんの活動について、WEBメディアの運用において、ご本人も課題に感じていらっしゃる「情報収集」と「情報を発信する仲間づくり」が活動においてとても大切であることを感じました。海外から観光に来た、来る予定のある外国人の方々にとって有益な情報を少しでも多く発信していくことが大切なのだと思いました。また、情報が集まっても定期的に継続的に発信していくことが重要なWEBメディア、現在ランジャンさんはお一人でこの活動を行っていらっしゃるので素敵な仲間と、より「濃度の高い熊本の情報」を読み手に発信していくのを楽しみにしています。
普段関わることのないような今回のプレゼンターの皆さん。ご参加下さった皆さまも、普段考える機会が少ないテーマについて身を乗り出していきいきと意見を出して下さっていたのが印象的でした。